こんにちは!モバイルモニターガイド編集部です。
今回は、HAILESIのタッチパネル搭載4Kモバイルモニター「S150」の開封&使用レビューをしていきます!
タッチパネル付きの高機能なモバイルモニターをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください!
HAILESI「S150」の概要
HAILESIの「S150」は、15インチ・4K(3240×2160)のモバイルモニターです。
4Kの精細で美しい映像と、正確な色を表現できる画質の良さが特徴です。
また、10点マルチタッチに対応したタッチパネルが搭載されており、複数の指を使った直感的なタッチ操作ができます。
さらに、スタイラスペンでの操作にも対応しており、ペンが付属します。4096段階の筆圧を感知でき、イラストやデザインの作成に使えます。
接続方法はUSB-CとHDMIに対応しており、ノートPCだけでなくスマホやデジタルカメラなど、幅広い機器に接続して使えます。
非常に高機能なスペックですが、実際の使い心地はどうなのでしょうか?さっそくレビューしてみたいと思います!
| 製品名 | S150 |
|---|---|
| 解像度 | 4K(3240×2160) |
| パネル | 15インチ IPS(光沢) |
| 表示速度 | リフレッシュレート 60Hz (応答速度: 2ms) |
| 重量 | 1015g |
| インターフェース | USB-C x2 Mini HDMI x1 |
| スタンド | 自立型 |
| その他機能 | 10点マルチタッチ対応 スタイラスペン対応(MPP方式) スタイラスペン付属(MPP方式) |
開封の様子
それでは、まずは開封していきます!

外箱は硬めでしっかりとした箱で、モニターのイメージ画像がプリントされています。

蓋をあけて中身を取り出していきます。

内容物は以下の通りです。
- モバイルモニター本体
- USB-Cケーブル(映像出力用)
- HDMI-Mini HDMIケーブル
- USB A to Cケーブル(給電用)
- 電源アダプター
- スタイラスペン
- ペンの充電ケーブルと替え芯
- マニュアル類
持ち運び用の保護カバーは付属していませんが、ケーブル類が充実しており、付属品だけですぐに使い始められます。

モニター本体を見ていきます。まずは正面の様子です。
画面のアスペクト比(横縦比)は3:2と、一般的なモニターより少し縦長です。
液晶には光沢のIPSパネルが採用されており、ツヤのある綺麗な画面です。
光沢パネルは写真や映像を鮮やかに表示できます。ただし、周囲の照明などは映り込みしやすいです。

背面の様子です。
背面はマットな質感で、下半分には自立スタンドが搭載されています。モニターアーム用のネジ穴は非搭載です。

正面から見て右側の上部には、ボタン類が配置されています。
上から順に電源ボタン、メニューボタン、3.5mmイヤホンジャックです。

左側の上部には、ポート類が配置されています。
上から順にUSB-Cポート(映像入力・給電用)が2つ、Mini HDMIポートです。

自立スタンドは最大90度まで開くため、モニターの角度を自由に調整できます。

垂直に近い角度で立てかけることもできますし、

しっかりと角度をつけて立てかけることもできます。

付属のスタイラスペンの様子です。
サラサラとした手触りで、重さも軽めです。

ペンはモニター上部にマグネットでくっつけておくことができます。紛失しにくくて良いですね。
接続方法の確認
続いては、S150を様々な機器に接続してみます。
- ノートPCとUSB-C接続
- ノートPCとHDMI接続
- タブレットとUSB-C接続
- Switch・Switch 2と接続
- Amazon Fire TV StickとHDMI接続
ノートPCとUSB-C接続

まずは、ノートPCとUSB-C接続してみます。
付属のUSB-Cケーブルで接続すると、モニターに映像を映すことができました。
USB-C接続では、ノートPCからモニターに映像と電力の両方が送られます。モニターに電源を挿さずにケーブル1本で使えてお手軽です。
ノートPCとHDMI接続

続いては、ノートPCとHDMI接続してみます。
電源を挿してモニターに給電しながら、付属のHDMI-Mini HDMIケーブルで接続すると、モニターに映像を映すことができました。
HDMI接続では、ノートPCからモニターに映像のみが送られるため、モニターに電源は必須です。
タブレットとUSB-C接続

続いては、iPad miniとUSB-C接続してみます。
S150は、映像出力に対応したスマホやタブレットの映像も映せます。
付属のUSB-Cケーブルを使って接続すると、iPad miniの映像をモニターに映せました。

ちなみにiPad miniを回転させて横表示にすると、モニターの映像も横表示に変わります。
電源に関しては、スマホやタブレットから十分な電力を送ることができる場合には、電源なしでUSB-Cケーブル1本で映像を映せます。

また、S150はPDパススルーに対応しているため、モニターに電源を挿すとスマホやタブレットを充電しながら使えます。長時間の作業や動画視聴の時には電源を挿しておくと安心です。
Switch・Switch 2と接続
続いては、Nintendo SwitchおよびSwitch 2と接続してみます。
初代SwitchとUSB-C接続

S150は、初代Switch本体とのUSB-C接続での映像出力に対応しています。
付属のUSB-Cケーブルを使って接続してみると、Switchドックを使わずUSB-Cケーブル1本で映像出力できました。
ただし、モニターに電源を挿す必要はあります。付属の電源で接続できましたが、うまくいかない場合は、Switch純正アダプターや高出力なアダプターを使うと良いです。
Switch 2とドック経由でHDMI接続

S150は、Switch 2とのUSB-C接続での映像出力には対応していません。このため、Switch 2ドック経由でHDMI接続します。
付属のHDMI-Mini HDMIケーブルでS150とドックを繋ぐと、Switch 2の映像を映すことができました。
しかもS150には4K・60fpsの映像が出せるため、Switch 2の進化したグラフィックを楽しめます。
Amazon Fire TV StickとHDMI接続

続いては、Amazon Fire TV StickとHDMI接続してみます。
Amazon Fire TV Stickの接続端子は標準サイズのHDMIであるため、S150と接続するには、別途HDMI-Mini HDMI変換アダプターを用意する必要があります。
変換アダプターを介して接続することで、モニターにAmazon Fire TV Stickの映像を映すことができました。
また、S150にはスピーカーが内蔵されているため、モニターから直接音を出して映像鑑賞することもできます。
音質にこだわる場合には、お好みのスピーカーやイヤホンを3.5mmイヤホンジャックに繋いで視聴すると良いでしょう。
画質チェック
続いては、S150の画質を確認していきます。

見た目の印象としては、標準クラスの画質であるノートPC(ThinkPad E14 Gen 6)よりも色鮮やかで深みがあります。
客観的な数値で画質の目安を知るために、モニターが表現できる色の範囲(色域)を示すsRGBカバー率・DCI-P3カバー率を計測してみました。

キャリブレーションセンサーで測定した結果、sRGBカバー率は97%、DCI-P3カバー率は75%でした。
販売ページのスペック値ほどの色域ではありませんでしたが、モバイルモニターとしてはかなり綺麗なほうです。
加えて画面の明るさも測ってみると最大422Nitsで、画面はかなり明るくできることも分かりました。
S150は、ワンランク上の画質と明るい画面が特徴のモニターだと言えます。
タッチパネル・ペンの操作感
続いては、タッチパネルやペンの操作感の感想を述べます。

タッチパネルの反応は速く、一般的なタブレットと同じように違和感なく使えました。
1本指でのタップ、2本指での拡大・縮小といった動作もスムーズで、普段使いには十分なタッチパネルだと感じました。

付属のペンの描き心地もスムーズであり、点や線も細かく描き分けられます。メモ書きをはじめ、簡単なイラスト作成もできました。
(筆者は絵描きではないため、あくまで素人レベルの感想です。)
また、つるつるとした光沢パネルの綺麗な画面であるためか、タッチやペン入力の動作自体が気持ちよく行えるようにも感じました。
個人的な結論としては、S150のタッチパネルやペン入力は、十分に使い物になりました。
実際に使用した感想
続いては、実際に2週間ほど使ってみた感想を述べます。

今回は、主に仕事用のサブモニターとして利用しました。
S150は、他のモバイルモニターと比べても画面がかなり綺麗で、どんな作業も快適にできました。
一般的なモニターよりも縦長な画面であるため、Webブラウザを開いた際にも1画面に多くの情報が表示されて、仕事との相性も良いと感じました。

ただし、光沢パネルの性質上、部屋の照明などは映り込みやすいため、気になる人は気になるかもしれません。
自立スタンドもしっかりしており、外出先での作業時にも安定して使えました。
強いて言うなら、良質なパネルのモニターですので、持ち運び用の保護カバーが付属していて欲しかったと感じます。ここは惜しいポイントです。
まとめ
最後にまとめです。

HAILESIのS150は、高品質なタッチパネル付き4Kモバイルモニターでした!
アスペクト比が3:2と一般的なモニターよりも縦長であるため、1画面により多くの情報を表示できます。
また、反応の精度の高いタッチパネルが搭載されており、ペン入力もできるため、直感的な操作やメモ・イラストの作成もできて便利です。
自立スタンドが搭載されており、モニター本体だけで自由な角度で立てかけられます。
S150は、クリエイティブな作業にも使える高品質なタッチパネル付きモバイルモニターをお探しの方におすすめです!





