こんにちは！モバイルモニターガイド編集部です。
今回は、EHOMEWEIの2Kモバイルモニター「LQG-156NW」の開封＆使用レビューをしていきます！興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
LQG-156NWの概要
EHOMEWEIの「LQG-156NW」は、15.6インチ・2K（2560×1440）のモバイルモニターです。
フルHDよりも美しい2Kに対応しています。液晶パネルには、LG社の高品質なIPSパネルを採用しており、発色も美しいです。
また、リフレッシュレート120Hzの映像を表示できるため、動きの速いPCゲームをはじめ、Nintendo Switch 2やPlayStation 5の映像を2K・120Hzで映すこともできます。
接続方式はUSB-CとHDMIに対応しており、様々な機器に接続できます。また、自立スタンド搭載で、本体だけで気軽にどこでも立てかけられます。
価格は3万円台と、高機能に見合うお値段ですが、実際の使い心地はどうなのでしょうか？じっくりレビューしていきます！
| 製品名 | LQG-156NW |
|---|---|
| 解像度 | WQHD（2560×1440） |
| パネル | 15.6インチ IPS（非光沢） |
| 表示速度 | リフレッシュレート 144Hz (応答速度: 1ms) |
| 重量 | 759g |
| インターフェース | USB-C x2 Mini HDMI x1 |
| スタンド | 自立型 |
開封の様子
それでは、さっそく開封していきます！
外箱はしっかりした作りで、EHOMEWEIのブランドロゴとモニターのイメージ写真が描かれています。
モバイルモニターは怪しげな外箱が多い中、この外箱はLQG-156NW専用に作られたもののようで信頼感があります。
裏面には、使用前の注意事項が書かれています。
蓋を外すと、モニターケースが出てきます。
モニターケースの下には、クイックユーザーガイドとマニュアル、モニター本体が入っています。
モニター本体を取り出すと、付属品が収納された箱が出てきます。
付属品の一覧は以下の通りです。
- USB-Cケーブル（電源供給、映像出力）
- HDMI-Mini HDMIケーブル（映像出力）
- USB-Cケーブル（データ通信）
- USB-A to Cケーブル（電源供給）
- クリーニングクロス
- 電源アダプター
クイックユーザーマニュアルには、メニューの説明と基本的な接続方法が記載されています。
初めてモバイルモニターを使う方でも接続に悩む心配がなくていいですね。
クイックユーザーガイドには、モニターの各部位の説明や接続方法、メニュー操作などの詳細な説明が書かれています。
すべて日本語で、イラストもあって分かりやすいです。
本体を見ていきます。まずは正面の様子です。
梱包時は画面にフィルムが貼られており、下部のベゼル（縁）は少し太めのデザインです。
こちらは背面の様子です。下部に自立スタンドがついています。
次は、正面から見て右側の様子です。
ボタン類が配置されており、上から順に3.5mmイヤホンジャック、メニューボタン、電源ボタンとなっています。
左側には、入力ポートがまとまっています。上から順にMini HDMIポート、2つのUSB-Cポート、USBハブ機能を持つMicro USBポートがあります。
自立スタンドを開くとモニターを立てかけられます。
自立スタンドは最大90°まで開きます。無段階で開閉できるため、自由な角度に調整できます。
こちらはモニターケースの様子です。
厚みのあるケースで、持ち運び時にも安心できます。ケーブルなどを収納するポケットも付いており、利便性が高いです。
本体の重さを測ってみると、795gでした。
15.6インチクラスのモバイルモニターとしては平均的な重さです。
カバーに収納した状態では約1kgでした。
すごく軽量というわけではないですが、持ち運びもできる重さです。
接続方法の確認
続いては、LQG-156NWをノートPCやタブレット、Nintendo Switchに接続してみます。
- ノートPCとUSB-C接続
- ノートPCとHDMI接続
- タブレットとUSB-C接続
- SwitchとUSB-C接続
ノートPCとUSB-C接続
まずは、ノートPCとUSB-C接続してみました。
USB-Cケーブル1本でつなぐだけで、LQG-156NWに映像が表示されました。
USB-C接続では、ノートPCから映像と共に電力も送られます。モバイルモニターに電源をつながずに、USB-Cケーブル1本だけで使えて便利です。
さらに、LQG-156NWはPDパススルーに対応しているため、モバイルモニターに電源を挿した場合は、接続した機器をモバイルモニター経由で充電できます。
写真では、LQG-156NWからSurface Proに電力が送られています。
ノートPCを充電する場合、付属の電源アダプターだと出力不足なので、高出力の電源アダプターを別途用意すると安定します。
ノートPCとHDMI接続
続いては、ノートPCとHDMI接続してみました。
付属のHDMI-Mini HDMIケーブルを使うことで、LQG-156NWに映像が表示されました。
HDMI接続では、ノートPCから映像だけが送られるため、モバイルモニターを電源につなぐ必要があります。
タブレットとUSB-C接続
続いては、タブレットとUSB-C接続してみました。
LQG-156NWは、映像出力に対応したスマホやタブレットの画面を映すこともできます。
今回は、iPad miniを接続してみました。USB-Cケーブル1本でつなぐだけで、タブレットの画面がモニターにも表示されました。
スマホやタブレットに十分な電力がある時には、モバイルモニターの電源なしでも使えます。
SwitchとUSB-C接続
最後に、Nintendo SwitchとUSB-C接続してみました。
LQG-156NWは、Switchドックを使わずに、Switch本体と直接USB-C接続できます。
USB-Cケーブル1本でつなぐだけで、Switchの画面がモニターに表示されました。
ただし、モバイルモニターに電源を挿す必要はあります。今回は付属の電源アダプターで問題なく使えました。もし上手くいかない場合は、Switch純正の電源アダプターを使うと良いです。
画質チェック
次に、画質をチェックしていきます。
接続の確認をしている段階で、まず率直に「画面は綺麗で明るい」と感じました。LG社のパネルを使っているだけあり、一般的なモニターとの違いを実感できます。
特に、Switchで『ポケモンSV』や『ゼルダの伝説』などのオープンワールド系のゲームをプレイすると、美しい世界観が色鮮やかに楽しめます。
とはいえ、あくまでこれは主観なので、LQG-156NWのパネルの綺麗さを数値でチェックしてみたいと思います。
キャリブレーションセンサーを使って、モニターが表現できる色の範囲を計測してみました。
その結果、sRGBカバー率は100%で、表現できる色の範囲がかなり広いことが分かりました。
さらに、米国の映画業界団体が定めた規格であるDCI-P3のカバー率は98%であり、デジタルシネマの色をほぼ正確に表現できることが分かりました。
EHOMEWEIが公表しているスペック値はsRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率100%です。測定環境によって若干の変動があるかもしれませんが、おおよそスペック通りの結果となりました。
| 規格 | カバー率 |
|---|---|
| sRGB | 100% |
| AdobeRGB | 91% |
| DCI-P3 | 98% |
| NTSC | 90% |
また、画面の明るさも測定してみたところ、332.5cd/m^2でした。この値からは、モバイルモニターとしてはかなり画面が明るいほうだと言えます。
LQG-156NWは、色の再現性や広さが高水準であり、映像や写真を正確な色で確認できるため、プロのデザイナーやクリエイターの方でも十分使えるモニターだと思いました。
実際に使った感想
次に、LQG-156NWを3週間ほど仕事用モニターとして使いこんでみた感想を述べます。
LQG-156NWは、画面が見やすくて仕事用としても使いやすかったです。
15.6インチに2Kで表示すると、文字が小さくなりすぎてしまうため、Windowsの設定で拡大率を150%にして使いました。
拡大率を上げると、文字のサイズ自体はフルHDと大差なくなりますが、2Kのより細かな線で表示されている文字を拡大しているためか、文字の輪郭がくっきりとして読みやすかったです。
2Kは、写真や映像を綺麗に楽しめるだけでなく、フルHDより目への負荷を抑えながら仕事できる気がしました。
また、モニターの輝度を上げると画面がかなり明るくなるため、晴れた日の窓際のような明るい場所でも見やすい画面で作業できました。
画面の発色と明るさどちらも優れているため、メインモニターとしても快適に使えました。上の写真のように、別途スタンドを用意してノートPCの上に配置するセッティングがお気に入りです。
ちなみに、スタンドは以下を愛用しています。
カバー込みで1kg程度であるため、折りたたみのスタンドを一緒に持ち運んでも荷物の負担が少なかったです。
総じて、仕事にも使いやすくて気に入りました！
まとめ
最後にまとめです。
LQG-156NWは、画質の良さが仕事にも趣味にも活きる2Kモバイルモニターでした！
格安モバイルモニターと比べると高級ではありますが、価格に見合う品質の高さを感じました。LG社のパネルを使っているというアピール通り、とにかく画面の綺麗さに満足できるモニターです。
2Kで動画やゲームも綺麗に楽しめるだけでなく、仕事で使う場合も目への負担を抑えながら快適に使えます。1台で生活のあらゆる場面に活用できます。
USB-C接続とHDMI接続に対応しているため使える機器も多く、自立スタンド搭載で立てかけるのも簡単です。普段使いに十分なスペックです。
個人的には、Switch 2の映像を2K・120Hzで綺麗に楽しめるのも魅力的です。今後Switch 2を入手できたらプレイしてみたいです。
