こんにちは!モバイルモニターガイド編集部です。
今回は、cocoparの人気モバイルモニター「zs-156」の開封&使用レビューをしていきます!興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
cocopar zs-156の概要
cocoparの「zs-156」は15.6インチ・フルHD(1920×1080)のモバイルモニターです。
cocoparは、2019年頃よりモバイルモニターを販売している中堅ブランドです。手頃な価格で注目を集め、現在では格安モニターの定番ブランドの1つとなっています。

中でも、zs-156は、Amazonのディスプレイ全体の売れ筋ランキング上位に頻繁にランクインするほど人気です。
15.6インチのモバイルモニターとしては標準的なスペックのモデルで、接続方法はUSB-CとHDMIに対応、スタンドにもなる保護カバー付きなど、基本的な機能や付属品は一通り備わっています。
大きな特徴は、ベゼルの細いスタイリッシュなデザインです。このデザインが好評で、他ブランドの同等スペックのモデルより2,000~3,000円高いのに売れ続けている理由となっています。
この記事では、zs-156のデザイン面にも注目しながら、使用感をレビューしていきます!
製品名 | zs-156 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
パネル | 15.6インチ IPS(非光沢) |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 640g |
インターフェース | USB-C x2 HDMI x1 |
スタンド | 分離型(保護カバー兼用) |
開封の様子
それでは、まずは開封していきます!

外箱は硬さのあるシンプルな白い箱で、cocoparとブランド名が記載されています。

背面にはサポートの連絡先も記載されています。
格安モバイルモニターはブランド名すら書かれていない外箱が多いので、ブランド名や連絡先がしっかり書かれているのは安心感があります。

蓋を開けると、まずは書類が目に入り、その下にモバイルモニター本体や付属品が入っています。

内容物の一覧は以下の通りです。
- モバイルモニター本体(保護カバー付き)
- USB-Cケーブル(映像出力・給電用)
- HDMIケーブル(映像出力用)
- USB-A to Cケーブル(給電用)
- 電源アダプター
- 取り扱い説明書
- 延長保証カード
- 注意書きシート
接続に必要なものがすべて付属しており、はじめてモバイルモニターを使う方でも買ってすぐに使えます。
よく使われるUSB-Cケーブルは約1.2mと十分な長さがあり、セッティングもしやすそうです。

本体を見ていきます。まずは正面の様子です。
ブランド名やロゴのないシンプルな外観です。ベゼルが細く、すっきりとした印象を受けます。

こちらは背面の様子です。モニタアーム接続用のネジ穴が2つ付いています。

モバイルモニターはデスクトップ用のモニターに比べると軽量であるため、ネジ穴が2つでも安定して接続できます。

本体の左側には、入力ポートがまとまっています。上から順に以下の通りです。
- USB-Cポート(映像入力、電源入力)
- USB-Cポート(映像入力、電源入力)
- HDMIポート(映像入力)

本体の右側には、ボタン類がまとまっています。上から順に以下の通りです。
- 電源ボタン
- プラスマイナスボタン
- メニューボタン
- 3.5mmイヤホンジャック

続いて、保護カバーを見ていきます。
保護カバーは、モニター背面の上部にマグネットで装着します。

保護カバーを折りたたむと、モニターの前面がしっかり覆われます。液晶を傷つけることなく安全に持ち運べそうです。

保護カバーを背面側に折りたたむと、モニターのスタンドとしても使えます。

立てかける角度を調整することもできます。
保護カバー式のスタンドとしては角度調整の幅が広く、好みの角度に合わせられて良いですね。

最後に重量を計ります。
保護カバー無しだと630g、保護カバー付きで977gでした。
15.6インチのモバイルモニターとしては標準的な重さで、特別軽くも重たくもありません。保護カバー付きで1kg以下なので、持ち運び用のモニターとしても使えます。
接続方法の確認
続いては、zs-156をノートPCや各種機器に接続してみます。
- ノートPCとUSB-C接続
- ノートPCとHDMI接続
- タブレットとUSB-C接続
- SwitchとUSB-C接続
- Fire TV StickとHDMI接続
ノートPCとUSB-C接続

まずは、ノートPCとUSB-C接続してみます。
付属のUSB-Cケーブル1本でつなぐだけで、zs-156に映像が表示されました!
USB-C接続では、ノートPCからモバイルモニターに映像と共に電力も送られるため、モバイルモニターに電源をつながなくても使えて便利です。
USB-Cでの映像出力に対応しているノートPCのお持ちの場合は、USB-C接続が簡単でおすすめです!
ノートPCとHDMI接続

続いては、ノートPCとHDMI接続してみます。
HDMI接続では、ノートPCからモバイルモニターに映像のみが送られるため、モバイルモニターに電源が必要です。
付属の電源アダプターとUSB-A to Cケーブルでzs-156に給電し、付属のHDMIケーブルでノートPCとつなぐと、zs-156に映像が表示されました!
USB-Cでの映像出力に対応していないPCとは、このようにHDMI接続すればOKです。
タブレットとUSB-C接続

次に、iPad miniとUSB-C接続してみます。
付属のUSB-Cケーブル1本でつなぐだけで、zs-156にiPad miniの画面が表示されました!
iPad mini以外にも、映像出力に対応したスマホやタブレットなら、USB-C接続でzs-156に映像を映せます。

iPad miniの画面を横表示にすると、自動的にモニター側の表示も横表示になります。
SwitchとUSB-C接続

続いては、Nintendo SwitchとUSB-C接続してみます。
付属の電源アダプターとUSB-A to Cケーブルでzs-156に給電し、付属のUSB-CケーブルでSwitch本体とつなぐと、zs-156に映像が表示されました!
zs-156は、Switch本体と直接USB-C接続をして映像を映すことができます。Switchドックを使わなくて済むため、気軽に色々な場所でSwitchを楽しめます。
ただし、モバイルモニターへの給電は必要です。今回はzs-156付属の電源で映せました。うまくいかない場合はSwitch純正の電源アダプターを使うと良いです。
Fire TV StickとHDMI接続

最後に、Amazon Fire Stick TVとHDMI接続してみます。
zs-156のHDMIポートは標準サイズなので、Amazon Fire Stick TVを直接挿すだけで映像が表示できました!
Google Chromecastなどの他のストリーミングデバイスも直接挿して使えます。いずれの場合も、モバイルモニターへの給電は必要です。
zs-156はスピーカーも内蔵されているため、手軽に大きな画面で映像鑑賞を楽しめるのは良いですね!
メニュー操作
次に、メニューの操作感を見ていきます。

メニューは、本体の右側にあるボタンを使って操作します。

メニューボタンを押すとメニュー画面が立ち上がるので、プラスマイナスボタンで項目を移動しながら、好みの設定に変更していきます。
画面の明るさや音量調整、入力切替といった基本的な項目を調整できます。
また、メニュー画面が開いていない状態でプラスボタンを押すと明るさ調整、マイナスボタンを押すと音量調整のメニューを直接起動できます。
よく使う明るさと音量をワンタッチで調整できるのは便利です。
デザインの評価
続いては、zs-156のデザインをチェックしていきます。
zs-156は、一般的なモバイルモニターよりも細いベゼルが特徴です。

似たような価格帯・スペックの他社の売れ筋モニター「EVICIV EVICIV156glossy」と比べてみても、ベゼルが細いことが分かります。

細いベゼルのおかげで、ノートPCとつないでセッティングすると、スタイリッシュな雰囲気の作業環境になります。
さらに、正面から保護カバーが見えない点も、外観のシンプルさにつながっています。

保護カバーをスタンドにする際にモニターの前側で折りたたむ必要のあるEVICIV EVICIV156glossyと比べてみても、無駄のないすっきりとした印象になっています。

別の売れ筋モニター「KEEPTIME P156」と比べても同様です。
1万円前後の15.6インチ・フルHDの売れ筋モニターの中では一番シンプルなデザインだと言えそうです。

ノートPCと並べた時に無駄のない作業環境になると、気分良く仕事ができると感じました。
デザインはスペック表には表れにくい要素ですが、毎日のようにモバイルモニターを使う場合、毎日の”小さな心地よさ”の積み重ねの影響は大きいと思います。
他の売れ筋モニターより2,000~3,000円多めに払うとしても、心地よいデザインには作業効率を上げる価値があると個人的には感じました!
画質の評価
続いては、zs-156の画質をチェックしていきます。
結論から言うと、画質は1万円前後のモバイルモニターとして標準的でした。

2025年に一番売れているモバイルモニター「KEEPTIME P156」と並べてみても、大きな違いはありません。

色味に若干の違いは感じるものの、画面の美しさは同等という印象です。

画面の美しさを数値で把握するために、表現できる色の範囲を示す「sRGBカバー率」をキャリブレーションセンサーで計測しました。

その結果、sRGBカバー率は65%でした。
1万円前後の格安モバイルモニターは60%台のものがほとんどであり、計測値からもzs-156の画質は標準的だと分かりました。
また、先ほど並べて比較したKEEPTIME P156のsRGBカバー率は67%であり、見比べた印象だけでなく数値でも大差がないことが分かりました。

sRGBカバー率100%のMicrosoft Surface Pro 8と比べると、発色が薄い印象になります。
プロのデザイナーや写真家など、色の正確性を求める作業には向かないと思いますが、Webの閲覧や資料作成など日常的な作業には十分な画質だと感じました。
私の場合は、記事作成やWeb用の画像編集、YouTubeの視聴といった普段の作業にストレスなく使えました!

また、zs-156は画面の明るさが十分にあります。
キャリブレーションセンサーで画面の明るさを測定すると317cd/m^2で、他の格安モニターより数値上も明るいことが分かりました。
窓際のような明るい場所でも、画面が見やすくて作業しやすかったです!
まとめ
最後にまとめです。
cocoparのzs-156は、デザインが魅力的で日常使いもしやすいモバイルモニターでした!

ロゴのない細いベゼルですっきりとした印象になり、スタイリッシュなセッティングで気持ちよく使えます。
15.6インチは幅広い用途に使いやすく、標準的な画質と明るい画面で日頃の作業も快適にこなせます。
USB-C接続とHDMI接続に対応しており、付属品もすべて揃っているため、買ったらすぐに使い始められるのも魅力です。
HDMIが標準サイズで、ポートの変換を気にしなくて良いため、はじめてモバイルモニターを買う方でも使いやすいです。

スタンドにもなる保護カバーも付属しており、保護カバーをつけても1kg未満であるため持ち運びにも使えます。
とにかくデザインが良く、使うほどに愛着を感じられました!モバイルモニターの外観も重視する方は、選んで損がないと思います。